twitterのリアルタイム性とtweetの持続性とのミスマッチ

twitterの特徴として、wikipediaにもあるようにゆるいコミュニケーションが可能だという点が挙げられる.タイムラインには自分がフォローした人しかいないし,そこでの会話は他愛もない井戸端会議がほとんどだ.自分は,この気軽さがtwitterが流行している一番の理由だと思う.みんな会話をするようにtweetし,過去のtweetは新しいtweetに埋もれて振り返られることはない.


その一方で,twitterでの発言には固有のURLが割り当てられ,ずっとweb上に残るという性質がある.twitterを会話だとすれば,これは毎日の日常会話をすべて録音されているようなものだ.この,tweetすることの気軽さと,tweetした内容が残り続けるという性質との間に大きなギャップを感じる.


過去の発言をいちいち読み返す人なんていないかもしれない.だが,問題はその気になればいくらでもアクセスできる状況にある,ということである.となりったーのようにtweetを分析するサービスも多数存在する.これらのサービスは,今のところ利用者が面白いと思える情報しか返していないが,ネガティブな発言のみを取り出すなど,もっと悪意のある情報の抽出の方法をとることも可能だろう.


tweetするときには,それが単なるつぶやきのように忘れ去られず残り続ける可能性があることをどこかで意識する必要があるように思う.既に多数のフォロアーがいる人はその辺り敏感なように感じる.